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油脂の浸透を少なくしたり、防ぐことができる紙です。またその用途により表面にシリコン加工を施し剥離性を付与したシリコンペーパーも取り扱っています。


耐油紙の製法

紙自体に耐油性を付与させる方法は2つあります。1つは紙中にある小さい穴(細孔)を少なくする方法です。この細孔を少なくする方法にも2通りあり、紙の主成分であるセルロース繊維を化学的に細孔を少なくする方法と、機械的に処理して高密度で細孔の少ない紙を作る方法があります。




化学的に処理する方法で出来上がる紙の代表的なものとしてはパーチメントが、機械的に処理する方法の代表格としてはグラシン紙が挙げられます。これらの紙は耐油性が高い以外にも透湿性、保香性、透明性といった面でも優れています。


もう1つの耐油性付与の方法は撥油性物質を付与する方法です。紙に紙に含浸・塗工させる樹脂は、フッ素樹脂が主に使用されています。フッ素樹脂は他の樹脂と比べて臨界表面張力が高く、一般的な油脂の表面張力と比べても高い値を示します。そのため油脂がフッ素系樹脂を含んだ紙に落ちても一定の接触角を持って平衡に達するようになるのです。液体が容易に紙表面に拡がらないイメージです。




耐油紙の用途

耐油紙はそのほとんどが食品包装用として使用されますが、中には機械・工具を覆う紙としても使われます。当社では上記2種類ともに取り扱っております。また用途により高性能のものから海外の低価格品まで、様々な耐油紙・シリコンペーパーを取り揃えております。


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