マスキングペーパー®とは
樹脂板を摩擦や衝撃によるキズから表面を保護したり、塗装などによる飛散から周辺を守る目的で開発された紙です。いずれも作業終了後は容易に剥離することができ、糊跡が残りません。
あらかじめ再湿性のある接着剤が塗布してあり、蒸気で湿らせることで接着性を生じさせながら貼り合わせるタイプ(図1)と、接着剤をライン上で塗布しながら貼り合わせるタイプ(図2)があります。
ステンレス等の帯鋼やプラスチック板、プリント基板の表面保護、自動車や電子分品の塗装工程等で使用されます。
マスキングペーパー®の特徴
層間強度が強い
製品に貼られ、最終的には剥がされるものなので層間剥離があってはいけません。
寸法安定性が良い
再湿タイプなどは蒸気を与えるので、その蒸気を紙が吸うことで加工時に紙の伸縮が起こりにくい紙が求められます。
耐摩擦性
プラスチック板など、製品を積層する場合、摩擦に対する強度が求められます。
厚薄ムラが無い
ムラがあると、粘着剤が製品との接着点にそれぞれ圧力差が生まれるのでムラのある紙は好まれません。
裏抜けしない
粘着材を塗布するため、それが裏面に浸透してはいけません。
穴、塵がない
穴があると粘着剤がきれいに塗工されません。また紙粉などの塵もキズなどの原因になるため、好まれません。
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